草花

お洒落なグランドカバープランツおすすめはコレ!育てるたった一つのコツ!

庭づくりをしていると、植物と植物の間が空いて地面がむき出しになってしまう事がありませんか?
そのすき間は放っておくと、知らないうちに雑草がはびこってしまいます。
むき出しになった地面を隠し、あばれて生えてくる雑草防止に活躍するのが、グランドカバープランツです。

ground=地面
cover=覆う
plants=植物

地面を被うように広がる草丈の低い植物のことで、芝生をはじめ丈夫な多年草の草花やハーブなど、いろいろな植物をグランドカバーとして利用することができます。

その中でも、イチオシのおしゃれグランドカバープランツをご紹介します。

まさに、Lamb’s ear=子羊のお耳 です

シルバーグレーの色をした厚みのある葉っぱは、ビロードのような輝きをしています。
花茎はまるで人が整列して立っているような ユニークな形をしています。
近くに寄ってみると、思わず触ってみたくなるようなこの植物の名は〜

ラムズイヤー  Lamb’s ear

・学名 : Stachys byzantina
・分類 : シソ科イヌゴマ属
・別名 : スタキス
・和名 : ワタチョロギ ( 綿草石蚕 )
・種類 : 多年草
・草丈 : 30cm~80cm
開花期  :   6~8月
・原産地: トルコ・南西アジア  コーカサス~イラン

花穂は白い綿毛で覆われていて、ふわふわとしたぬいぐるみの様で、 垂れ下がって生えた葉がまるで子羊の耳のように見えることから、英名のラムズイヤー「Lamb’s-ear」と名付けられました。

触るとフェルトのように柔らかく優しい感触は、ヨーロッパなどでは小さな子供のいる家庭に好まれ、 シルバーリーフの植物としてよく庭に植えられています。

 

存在感のあるシルバーグレーのハーブ

 

そっと葉っぱを触ってみると、まさに動物の毛並みをタッチしているような、優しくて触り心地のよいハーブです。
銀灰色のシルバーリーフは美しく、葉にほのかな香りがあります♪

 

昔は薬用植物として利用されていましたが、近年は観賞用として人気があります。
株は
茎が這うように伸びて広がり、梅雨前になると花穂に淡い赤紫色の花が咲きます。

 

花が咲く前の茎が、花に見えるなんて!しかも銀色!そしてお洒落です!

5月中旬、庭のつつじが咲いている手前で、ラムズイヤーの花茎がお行儀よく並んで伸びてきました。
まるで、銀色のお花が咲き出したように、可愛いでしょ〜♪
茎の先端には、花穂が見え隠れしています。

 

 

これから半月ほどすると、伸びた花穂から淡い赤紫色の花が咲きはじめます。
この庭は、標高が 500m の山あいにあり春が少し遅いので、ラムズイヤーの花は6月に入ってから咲き始めます。

どんどん気温が上がってきてラムズイヤーの株は生き生きと成長し、葉も花茎も太陽の光を浴びてシルバーグレーに輝き始めました。

花が咲く前のまだ若いラムズイヤーの花茎は、銀白で、ふわふわで、子羊が跳ねているように思えて、たまらなく好きなのです!

花茎を切り花として花瓶に挿すと、どんなお花ともコラボしてとってもキュート♪
花の色は、赤・青・黄色〜と多彩にありますが、銀色のお花って、あまり見かけませんね。

ラムズイヤーの花茎は、この 「花茎の形」 そのものが「銀色したお花」のように見えるのです。

 

 

ブーケを作ったりする時など、ラムズイヤーの銀白色の茎や葉を添えると、シックで品のある花束に変身します。

花束の脇役に使おうと思ってラムズイヤーの花茎を挿しているうちに、銀色をしたラムズイヤーがどんどんと中央にきて、主役になってしまうことがあります^^

雑草よけの目的にと思いグランドカバー用に植えた植物が、こんな素敵な楽しみをくれるなんて〜

 

 

雑草の防止策にグランドカバーとして植えたラムズイヤー

家の周りの敷地には、容赦なく雑草が押し寄せてきます。
砂利を敷いたのでは味気なく、花壇にするには広すぎて悩んでいた場所に、グランドカバーとしてラムズイヤーを植えました。
夏場はかなり陽射しが強く当たる場所なので、暑さに弱いラムズイヤーが根付いてくれるだろうか〜心配しながら、半分ダメ元で植えたのです。

あれから3年が経ちましたが、ラムズイヤーは夏の陽射しに負けずどんどん株を広げ、グランドカバーの役目を果たしています。
雑草よけにもう一つ活躍している白花の「オルラヤ」と共同で、良い仕事をしています。

元々このラムズイヤーは3年前、庭の北側の半日陰の場所に植えてあって、元気をなくしていました。
そのままにしておくとダメになってしまうと思い、今の場所に移動したのです。
移動した場所は、少し傾斜面になっています。

 

元気になり、株がどんどんと広がってきた理由は、この傾斜面にあります。

ラムズイヤーを育てるコツは!「蒸れさせない」!

移動した場所は、梅雨の時期雨がふり続いても、斜面なので水は流れてしまい比較的に「蒸れない」状態になっていると言うことです。
それと、西日を避けた傾斜という地形も重なってラムズイヤーが生きていくための条件が揃った場所なのだろうと思います。

手をかけた事といったら、梅雨になる前に早めに花序を(花茎を)根元から切って取り除いた事、その時色が黄色く枯れ始めたような葉っぱを抜いて、 風通しを良くしてあげた事だけ!

ヨーロッパ出身のラムズイヤーの一番苦手な事が 「蒸れ」です。

蒸れない工夫だけしてあげれば、放ったらかしでも殖える&宿根してくれる、グランドカバープランツとしてとても丈夫で魅力的な植物です。

そして、まったくの無農薬での栽培です!
消毒など一切しなくても虫は一匹も見かけません。
虫に食べられた跡がない、美しい葉っぱや花穂が証拠ですね。

我が家には消毒液など置いてありませんから〜

ラムズイヤーは人間にとって大好きな植物であっても、虫には全く人気がないのです^^
高温多湿の日本でも、蒸れないようにだけ気をつかってあげるだけで、農薬を使わずに育ってくれる素晴らしい植物です。

こんなに頑張ってくれるラムズイヤーなのに、余りにも放ったらかしにしていたので、ちょっと反省をしています。
今年は秋になったら、密集している株を少しすいてあげて、すいた場所に有機石灰を混ぜた土を入れてあげようと考えています。

実はヨーロッパ出身のラムズイヤーは、日本の酸性土壌が苦手なのです。
その事を知っていましたが、持病のなまくら病を常に発症しているので、施してあげていなかったのです。

辛かったのに、何年も頑張っていたんだね〜ゴメンね!

ラムズイヤーはとってもお洒落なグランドカバープランツです!おすすめする理由をまとめてみました〜

 

・横に広がり、広い範囲の敷地でも グランドカバーとして雑草の防止をしてくれる。
・数少ないシルバーリーフの植物として、 シルバーグレーに輝く葉や花穂が、庭のアクセントに。
花壇の縁取りや寄せ植えにも、その美しさが発揮されます。
無農薬、無肥料で育てられる。
ローメンテナンス
切り花やブーケに入れると、ワンランクUP
・ラムズイヤーの葉や花穂を乾燥させ、 クリスマスのリースを作りましょう〜
・他に、 ポプリの彩りや ドライフラワー のアレンジにもとても人気がありよく利用されています。

 

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