シジュウカラは寿命がとても短いと言われています。
もともと、シジュウカラは言われている寿命よりももっと長く生きることが出来る生命力を持っているのです。
しかし、なぜ短くなってしまうのか、それにはどの様な原因があるのか調べてみました。
4月繁殖期に入ると、いつもに増してシジュウカラの羽色が美しくなってきます。
東側の桜の木に掛けた巣箱に、シジュウカラのカップルがやって来ました。
このカップルは庭の巣箱に巣作りをしたくて、早春から何度も下見をしにきていました。
冬の間はヤマガラもシジュウカラも仲良く一緒にごはんを食べに来ていたのに、繁殖期になるとそうはいきません!
今年も縄張り争いの末、ヤマガラのヤマちゃんが庭の巣箱を獲得しました。
ヤマちゃんはすでに庭の北側にあるもう一つの方の巣箱に巣作りを始めています。
だから特に今の繁殖期、ヤマちゃんはこの庭付近に常在していて他の鳥が巣箱にやって来ないかを見張っています。
もし近付いてくる鳥がいたら、向こう側のお山にいても庭に飛んできて侵入者を追い払っています。
遠くから見ているんですね!
ヤマちゃん、すごい視力&すごい脅威!!
この時も、巣箱を下見に来ていたシジュウカラのカップルはやっぱりヤマちゃんに見つかり、追われてしまいました。
シジュウカラはなかなか思うように巣作りができませんね。
巣箱の下では、アジュガの花が咲き始めました。
シジュウカラの寿命は何年ぐらいだろう〜
シジュウカラの寿命は1年半ぐらいと言われています。
短い命ですね!
この1年半という寿命ですが、元々シジュウカラが生きることの出来る年月は、もっと長いのです。
足輪をしての観察などによると、5、6年生きていたりもっと長いもので9年生きていたという調査結果がありました。
しかし、シジュウカラが大人になるまでや、長く生きて行くには厳しい自然を乗り越えていかなければなりません。
シジュウカラの寿命が短い理由は
シジュウカラの寿命が短い理由として、次のような事があります。
1、まず、卵のうちはヘビやカラスの餌食になってしまいます。
2、次に、孵化をして順調に巣立ち若どりになっても、自然の厳しい気象状況にさらされて命を落としてしまいます。
冬の氷点下、真夏の猛暑、そして豪雨、豪雪、干ばつ、暴風などの現象が一年を通して起きています。
考えてみれば、私たち人間は安全で快適に過ごせる家の中に暮らしていますが、自然界の生き物たちは厳しい環境の中を生きなければいけないんですね。
3、そして、冬になるとエサが少なくなり、冬期間に多くが自然淘汰されていると考えられています。
4、また、ハヤブサなどの肉食系の天敵に襲われてしまう若どりもいます。
このような事からシジュウカラの生存率はとても低く、1年半という短い寿命なのです。
シジュウカラの美しさ
3年前までは、シジュウカラも手に乗っていました。
でも今はヤマガラのヤマちゃんの勢力が強くて、シジュウカラはあまり庭に遊びに来れなくなっています。
小鳥が大好きになったきっかけというのが、手に乗ったシジュウカラの美しさに感動したことからです。
シジュウカラの特徴は、白いお腹にくっきり浮かぶ黒い線です。
ネクタイを締めているように見えます。
頭も黒く、真っ白い頬とのコントラストが目を引きます。
その黒色は、今まで見たことのない強烈であざやかな「黒」でした。
繁殖の時期だったのかもしれません。
美しい鳥です!
手に乗っていた頃のシジュウカラの写真が一枚だけ撮ってありました。
この画像からは「感動の黒色」はあまりお伝えすることができませんね >.<
たまたまこの日は、庭で飼っている日本みつばちの蜜を収穫した時でした。
みつばち達がせっせと貯めた蜜を横取りするのは気がひけますが、巣の中の蜜を一部いただき自然の恵みに感謝しました。
日本みつばちの蜜は
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チョーーーーーーーーおいしい!!
だから、横取り行為はやめられないのです。
シジュウカラはハチミツよりピーナッツの方に興味があるようです。
まとめ
シジュウカラの寿命は1年半ぐらいと短い命です。
厳しい自然環境や食糧不足、天敵に襲われて命を落としてしまいます。
特に冬の間にエサが取れなくて、生き延びられないシジュウカラが多くいます。
もし、出来るのであれば 冬の間だけでもあなたのお庭にエサ台を設置して、食糧不足の野鳥たちへエサを与えてみませんか。
小鳥と遊ぶと「幸せホルモン」が分泌され、しあわせな気分で満たされます^^♪
早春から何度も巣箱の下見にきていた、シジュウカラのカップル