今日も3羽のヤマガラ親子が、仲良く庭にやって来ました。
少し春の気配が感じられるようになったとは言え、外は粉雪が舞い散り、寒ざむとしています。
この時期になるとヤマガラ以外にもいろんな種類の野鳥が来るようになり、庭はバラエティに富んだ小鳥たちの鳴き声で賑わっています。
いつもはこの庭では、ヤマちゃん(お父さんヤマガラ)、お母さん、チビちゃんの親子3羽が平和に遊んでいますが、最近のいろいろな鳥の訪問で、ヤマガラ親子はいささか落ち着きがありません。
早春から始まる野鳥たちの縄張り争い
まだまだ寒い2月だと言うのに、鳥たちはパートナーを探したり、テリトリーを確保したりと、恋の季節に向かって準備をし始めています。
自宅の庭には、東側のサクラの木と北側のサクラの木に巣箱が2つ掛けてあります。
それをお目当てにシジュウカラや、他のヤマガラのカップルがやって来ます。
ヤマちゃん夫婦がソワソワしだしたのは、ご馳走も巣箱も確保できるこの縄張りを他のカップルに取られてしまはないか気がかりでならないのです!
この時期は縄張り争いと言っても、まだじゃれ合った追いかけっこと言った感じですが、来月に入ってくると本格的な巣箱の争奪戦がはじまります。
ヤマガラとシジュウカラの争いは、木の枝の上で空中戦をやりだしたかと思うと、絡み合いながら地面に落ちていき、相手が降参するまで止めません。
番(つがい)となって子孫を残すためには、命がけなんですね。
シジュウカラから、乗っ取った縄張り
しかし、実はもともとこの縄張りは(この庭は)、最初はシジュウカラが巣箱を占領していました。
この田舎に移り住むようになって最初の3年間、庭の巣箱はシジュウカラのカップルが営巣していました。
3年目の春は、北側の巣箱にはシジュウカラが入り、東側の巣箱にはヤマガラが入り、ダブル観察に忙しい年でした(笑
これをキッカケにして、ヤマガラがこの庭の「主」に変わっていったのです。
それ以来ヤマガラは、シジュウカラをはじめ他の野鳥たちをこの庭に寄せ付けることはありませんでした。
恐るべしヤマガラ・・
シジュウカラとヤマガラの微妙な気性の違い
最初はシジュウカラのテリトリーだったのが、なぜヤマガラに取られてしまったのか?
それには両者の気性に違いがある事からです。
シジュウカラとヤマガラの体の大きさは、ほとんど同じように見えますが、個体によっては一回り大きいシジュウカラのオスを見かけることがあります。
大きさとしてはほぼ変わらないのですが、気性に違いがあります。
ヤマガラの方が
1、恐怖心が薄いので、人間とフレンドリーになれる。
2、好奇心旺盛で、賢い。
3、勇敢で、ねばり強い。
見方を変えると
1、馴れ馴れしい。
2、やんちゃで、したたか。
3、負けん気が強く、ひっつこい。
どっちにしても、ヤマちゃんは可愛いから、いっか〜^^♪